金曜ロードSHOW!番組オープニングリニューアル
金曜ロードSHOW!番組オープニングリニューアル

スタジオ地図 細田守監督制作で金曜ロードSHOW!の新しい顔となるオープニング映像が完成しました。ストーリーや登場するキャラクター、監督からのメッセージなどをご紹介します。ぜひ放送時に流れる映像とあわせてお楽しみください。

ストーリー

  • 画像:ストーリー
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主人公は17歳の女子高校生ミアちゃん。肩に不思議な世界に導く謎のキャラクター「アンク」を乗せ、虚無空間を歩いている。行く先に光が漏れるドアが見える。その扉を開けると・・・・・・
出迎えたのは、豪華なマダム(ターニャ)。そこは彼女が主催する煌びやかなサロンのような空間。世界中から女優や動物たちを招き、プライベート映画祭を開いているのだ。あらゆる人種・民族の女性、動物らが寛いでいる。
ミアちゃんも腰を下ろし、わくわくしながら映画のスタートを待つ―――

キャラクター紹介

  • ミアちゃん
    ミアちゃん ミアちゃん

    17歳の高校二年生。家族の都合で地方各所を転々として暮らしてきたため、各地の方言が得意。映画が大好きだが、お金がないのであまり行けないのが悩み。趣味は写真アプリで世界各地の名所の写真を見ること。いつの日か、世界各地を旅し、暮らしたいと願っている。特に幼い日にテレビで見たエジプトに魅せられ憧れている。空想癖があり、映画の世界や世界各地に入り込んだような空想に浸るのが好き。その際、想像上の友だち(Imaginary Friend)と話していることも多い。性格は穏やかで優しいが、時に驚くほど大胆な面をみせることも。好奇心は旺盛で、新しいことをしたり見たりするのが楽しみの一つ。ある日、アンクが夢の中にあらわれ、Imaginary Friendと一体化、不思議な世界へ誘われる・・・・・・

    *命名は「カイロの紫のバラ」主演のミア・ファローから。
  • アンク
    アンク アンク

    謎の動物。犬のように見えるが、世界のどこにもいない種類なので、詳細は不明。ツタンカーメンの黄金のマスクのような模様が印象的で、古代エジプトと関連を持っているとみられる。時間や空間を超越する特殊な能力を持っているらしいが、詳しい生態などは謎に包まれており、年齢や性別は不詳。性格は皮肉屋なところもあるが、憎めないキャラクター。謎の女性「ターニャ」が使いとして派遣したらしい。

    *アンクとは古代エジプトで生命的宗教的象徴。その力を信じる者は一度だけ生き返れるとされる。
  • ターニャ
    ターニャ ターニャ

    エジプトのカイロでプライベート映画祭を不定期開催する謎の女性。世界各地の映画祭やイベントに姿を見せるなど、世界中の女優や映画人と交流があるらしい。職業などは不詳だが、映画への愛で溢れ、映画は「人生の喜びであり、最大のパッションの一つ」ととらえている。謎の動物アンクを各地に派遣、若い才能に映画との「出会いの場」を与えることを生きがいと感じているという。
    日本出身との見方もあるが、出自は謎。好きな色は情熱の赤。赤いドレスを好む。

細田守監督メッセージ

細田守監督

かつては、民放のテレビ番組の多くに、映画を放送する番組があり、「テレビで初めて映画と出会う」、という体験が普通でした。しかし、配信やB/CS放送、映画を観る手段があまたある昨今、若者と映画の初めての出会いの場は、テレビから失われつつあるようにも見えます。

今回、「金曜ロードSHOW!」のプロデューサーから、「若い人が映画と出会う体験をしてほしい、そのためのオープニング映像を細田監督に作って欲しい」と頼まれ、これまでの「金曜ロードSHOW!」のイメージを打ち破る映像を作りたい、と考えました。

これまでは、どこかノスタルジックで、往年の映画ファンがかつての名画に再会する、といったイメージが強かったですが、「若い女性が初めて映画に出会う体験」を、ユニバーサルで多様なムードのある映像として表現しようと思ったのです。

映像の中では、女子高校生が謎の扉を開けると、そこには、観たこともない世界が広がっています。煌びやかで華やか、どこか怪しさも含んだ空間に寝そべる女性たち、その中心に美しい夫人が待っています。動物や謎の生物の姿もあります。そして、その奥には映画のスクリーンが・・・

映像で描いている世界は、見慣れたアメリカやヨーロッパではありません。どこか地中海沿岸の都市やエジプトのカイロを思わせるような、異国情緒漂う謎の空間です。架空の映画祭に、世界中の主演女優達が集まっているかのようです。それは、映画が世界中の人のために開かれたものであることを表しています。

昨今の日本の若者にとって、映画の重要な要素は「身近なことを描いているもの」であり、「共感を得ること」が重要視されていると感じます。

しかし、映画とは昔から、人生を左右するくらい大きなものであり、新しい出会いであり、若者にとっては未知の扉を開く行為なのです。

そんな映画への誘いを導くための素敵なオープニングができました。
ぜひお楽しみください。

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細田守監督 プロフィール 細田守監督 プロフィール

1967年、富山県出身。東映動画(現・東映アニメーション)でアニメーターおよび演出(監督)として活躍後、フリーに。『時をかける少女』(06)『サマーウォーズ』(09)を監督し、国内外で注目を集める。2011年、自身のアニメーション映画制作会社「スタジオ地図」を設立し、『おおかみこどもの雨と雪』(12)、『バケモノの子』(15)を発表。

制作スタッフ紹介

  • 森川 聡子(キャラクターデザイン/作画)

    スタジオジブリ作品『猫の恩返し』や、『ひるね姫~知らないワタシの物語~』などでキャラクターデザインを手がけたほか、細田守監督の最新作『未来のミライ』では、原画として参加。

  • 上條 安里(美術設定)

    細田守監督作品『サマーウォーズ』のインターネット上の仮想世界“OZ”や『未来のミライ』でも未来の東京駅などの美術設計を手掛けたほか、山崎貴監督作品『ALWAYS 三丁目の夕日』で日本アカデミー賞最優秀美術賞を受賞。

  • 大森 崇(美術監督)

    スタジオジブリ入社後、数々の作品に背景として参加、『コクリコ坂から』では共同美術監督、『思い出のマーニー』では美術を担当、細田守監督作品では、『バケモノの子』のほか、最新作『未来のミライ』に参加。

  • 伊賀 大介(衣装)

    細田守監督作品では『おおかみこどもの雨と雪』、『バケモノの子』、そして最新作『未来のミライ』を手掛けたほか、『モテキ』や『バクマン。』など大根仁監督作品でも活躍。

  • 高木 正勝(音楽)

    『おおかみこどもの雨と雪』、『バケモノの子』のほか、新作『未来のミライ』でも音楽を手掛ける細田守監督作品には欠かせない存在。

  • オープニングテーマ曲

    タイトル:“Era”
    作曲:高木正勝
    Voice:上白石萌歌

世界で最も小さなアニメーション映画制作会社「スタジオ地図」とは

アニメーション映画のみを専門に企画・制作する世界で最も小さなスタジオであり、そのスタジオ名には「新しいモチーフやテーマ、そして表現にチャレンジをして」、「まだまだ無限に可能性が広がるアニメーション映画という大地に」、「新しい地図を作る」という映画制作に対する精神が込められている。