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2019.1.9

雫のお父さんは宮崎駿監督に似てる!?猫のムーンはあの作品にも登場!?「耳をすませば」制作裏話第2弾!

ムーンはあの作品にも!?

耳をすませばのワンシーン耳をすませばのワンシーン

雫さんと似ているようで似てない猫“ムーン”。聖司さんが名づけていたんですね。二人の関係が深まるきっかけとなったと言ってもいいこの猫。「猫の恩返し」では、ハルさんを猫の事務所へ案内する大きな猫で“ムタ”として登場しました。実は、「耳をすませば」の中でも近所の子が“ムタ”と呼んでいるシーンがあるんですよ!

「カントリー・ロード」を歌う

耳をすませばのワンシーン

雫が聖司の弾くバイオリンにあわせて「カントリー・ロード」を歌うシーン。この歌はプロの歌手ではなく、雫を演じた声優の本名陽子さんが実際に歌っています!本名さんは本作をきっかけに女優・声優として本格的に活動を開始。その後「ふたりはプリキュア」などでも活躍しています。ちなみに本名さんは「おもひでぽろぽろ」(91年公開)で、主人公タエ子の子供時代を演じています。

演奏シーンができるまで

耳をすませばのワンシーン

このシーンは、最初にプロの演奏家に曲を演奏してもらい、その様子をビデオに収録。その映像を見ながら作画担当者が絵を描いていく「プレスコ」という方法をとったそうです。この3分2秒のシーンを作るために費やした期間は半年間!!約3千枚という30分のアニメに匹敵する動画が描かれたそうです。

聖司の決意

耳をすませばのワンシーン

原作では聖司の夢は「絵描き」になることでした。しかし宮崎監督(今作ではプロデュース・絵コンテ等)は聖司を「バイオリン職人を夢見る少年」に変更。中学卒業と同時にイタリアのクレモーナへの修業を決心しているという強い気持ちで職人を目指す設定にしました。その結果、自分の作ったバイオリンを弾きながら雫と一緒に「カントリー・ロード」をセッションするというこの作品の名シーンが誕生したのです。

雨上がりの屋上

耳をすませばのワンシーン

このシーンの背景に注目してください。雨上がりの空にはどんよりとした雲が広がり、その先に明るく差し込む日の光が描かれています。まるで将来に期待と不安をいだく聖司と雫の気持ちが空に反映されているようで印象的ですね。この作品の美術監督は黒田聡さん。のちに「もののけ姫」の美術も担当しています。

雫が書いた物語の世界が映像に!?

耳をすませばのワンシーン

雫が劇中で書く「バロンのくれた物語」が具現化するシーン。このシーンは宮崎監督が演出を担当しました。

背景画は異郷「イバラード」をテーマに作品を制作している画家の井上直久さんが作画を担当。さらに、ジブリ作品初となる「デジタル合成」も使用し、雫とバロンの飛翔感を最大限に表現しました。ちなみに地球屋で雫が聖司のバイオリンに合わせて歌ったシーンを覚えていますか?実は井上さんはあのシーンで後から演奏に参加した「南」の声を演じています。またリュートを演奏した「北」さん役の声は鈴木敏夫プロデューサーです。

いつもより切ない景色

耳をすませばのワンシーン

聖司がイタリアに行く前の日の夜、雫が電車から見た景色に「耳をすませば」とも読める看板があります。気づいた人はいますか〜?

お父さんは宮崎駿監督に似てる!?

耳をすませばのワンシーン耳をすませばのワンシーン

雫さんのお父さんが宮崎監督(今作ではプロデュース・絵コンテ等 )に似ていると思いませんでしたか?

映画版のお父さんは原作漫画に沿っています。でも、お父さんの喫う煙草の銘柄は、宮崎監督が喫っていた物と同じなんだそうで、スタッフが似せようとしたのかもしれませんね。

あの人の気配が残る部屋

耳をすませばのワンシーン

この部屋は聖司の弾くバイオリンに合わせて雫が「カントリー・ロード」を歌った場所。「カントリー・ロード」の歌詞をもう一度思い出すと、外国で頑張る聖司の気持ちにぴったりと重なると思いませんか?「ひとりぼっち おそれずに 生きようと 夢みてた…」一人イタリアで夢を追うことを決めた聖司のことを歌っているかのようです。歌は番組最後にも流れますので、もう一度味わって聞いてみてくださいね。

2人で登る坂道

耳をすませばのワンシーン

宮崎監督(今作ではプロデュース・絵コンテ等)が本作で目指した恋のカタチは、甘ったるい恋愛ドラマではなく“正々堂々としたラブロマンス”。「お互いに見つめ合ってうっとりする」よりも「同じ方向を見て一緒に歩いて」いく2人を描きたかったそうです。

「カントリー・ロード」もうひとつの原作とは?

耳をすませばのワンシーン

米・ウエストバージニア州の自然を「故郷」として歌った名曲「カントリー・ロード」。

この曲はどのようにして作品のテーマソングに選ばれたのでしょうか?宮崎監督(本作では製作プロデューサー・脚本・絵コンテ)はこの曲を繰り返し聞いているうちに「いったい今の中学生にとって故郷って何だろう?」と考え始め、今回の映画構想を膨らませていったそうです。実は作品の冒頭で流れていたのは英語の原曲でした。主人公 雫はこの曲の訳詞制作を通して「故郷」とは自分にとっていったい何なのかを考えます。都会で育った彼女にとって緑の大地や母なる山は縁遠いものです。しかし作品で描かれたように様々な試行錯誤を通じ、自分と向き合った結果、雫は自分にとってコンビニエンスストアやファストフード店が立ち並ぶ身近な風景こそが「故郷」であり、ここで地に足をつけて生きていくしかないんだという思いに達するのです。その意味でもこの曲が本作で果たしている役割は大きく、「カントリー・ロード」はもうひとつの原作ともいうべき存在なのです。

スタジオジブリが贈るどこか懐かしい恋物語「耳をすませば」は1月11日(金)よる9時〜、ノーカット放送です。

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