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2018.11.13

クライマックスシーンの撮影秘話や、死の秘宝2作品の分かれ目を決めた経緯など、ハリー・ポッターシリーズの結末に関するとっておき情報満載!(※ネタばれ注意!)

知れば知るほど楽しくなるハリー・ポッターの世界! あのシーンはどのようにして撮影されたのか?あなたの「もっと知りたい!」がここで解決!空前のファンタジー映画「ハリー・ポッター」シリーズの魅力にさらに迫ります!

今回はクライマックスシーンの撮影秘話や、死の秘宝2作品の分かれ目を決めた経緯など、とっておき情報をお届けします。(※ネタばれになる記載があります。)

クライマックス

PART1のクライマックスでは、ハリー、ロン、ハーマイオニーが恐ろしい人さらいの集団に見つかり、必死に逃げようとします。これらのシーンは映画の中では短いシーンとして描かれていますが、俳優達にとってはこれまでにないタフな撮影だったそうです。

ロン役のルパート・グリントは逃げるシーンについてこう語っています。「正直に言うと、あんまり身体を鍛えたりしないたちなんだ。僕たちは一週間、しかも毎日、一日中走ったんだ。ものすごいスピードで、丸太や起伏の激しい道を飛び越えたりしたんだ。あるときカメラがバイクの上に取り付けられて僕たちを追いかけたんだ。本当に怖かったね。」

エマ・ワトソンも走るシーンが辛かったことを語っています。「基本的には一日中走っていたわ。本当に毎日くたくただった。」

エマ・ワトソン演じるハーマイオニー

ダニエルもこれまでにない体力勝負のシーンについて振り返ります。「丸太を飛び越える演出があったんだ。それで僕は丸太めがけて駆け寄り、片足で飛び乗ったり、乗り越えたりしたんだ。それで一発OKが出るだろうと思ったんだ。でも実際にはOKが出ずに、スピードが出すぎて転んだり、地面に叩きつけられるシーンも撮影したんだ。それでも立ち上がって走り続けたよ。スタントの人たちと何年もトレーニングしてきたから、本能で動いたよ。」

スタント・コーディネーターのグレッグ・パウエルは、当初人さらい役のスタントにペースを落とすように言いました。しかしダニエル、ルパート、エマの足が想像以上に速いことがわかり、逆にもっとスピードを出すように指示を変えたそうです。

撮影が進む中、3人は密かに競争をしていました。エマは「あの二人には絶対に負けないわよ」と意気込んで走っていましたが、競争に気づいたイェーツ監督は3人をセットの隅に連れて行き、「このシーンは映画の為だ。誰が一番速いかを競うためにあるんじゃない」と諭したそうです。

しかしダニエルは撮影を終えた後も懲りずに「僕はエマにだって勝てるよ。次のプレミアのレッドカーペットで競争しなくちゃ」と茶目っ気たっぷりに語っていました。

2作品の分かれ目

「ハリー・ポッターと死の秘宝」は2部構成で製作されています。製作チームは「PART1をどこで終わらせるのか?」という問題を抱えたまま撮影に臨みました。

プロデューサーのデイビッド・ヘイマンは当初考えていたエンディングについて語ってくれました。「もともとのエンディングは、ドビーの死あたりだった。それから考えを変えて、PART1の終わりはハリーが登場し、続きが気になるようなシーンにしようということになった。蜂刺しの呪いで顔が変わったハリーが人さらいの集団につかまり、マルフォイ邸につれていかれる。デスイーター達は、そこで自分達が本物のハリーを捕らえたことに気づくというエンディングだ。」

ドビー

監督のデイビッド・イェーツは別の考えを持っていました。イェーツ監督はヘイマンの考える“マルフォイ邸でのエンディング”も悪いとは感じていませんでしたが、感情的にすっきりしない終わり方に納得がいきませんでした。「これでは観客が渦中に取り残されたような気分になってしまう。たとえ長い物語のPART1であるとしても、はっきりとした“終わり”が欲しかった。」

イェーツ監督はこの映画をドビーの埋葬と、何があっても困難と戦い続け、闇の帝王を倒すのだというハリーの強い決意で終わらせようと決めました。

イェーツ監督は続けます。「観客は本当にドビーが好きだった。観客をドビーに感情移入させ、ドビーの死に感動してほしかったんだ。それで、原作にはない、ドビーがクリーチャーと一緒にマンダンガス・フレッチャーを連れてくるシーンを作ったんだ。もう一つドビーのシーンで変えたところは、ドビーが皆を救出するシーンだ。「死の秘宝PART2」のオープニングでドビーを死なせることは、ドビーの死に対する重い悲しみの感情を弱めてしまうことになる。」

そしてイェーツ監督は、PART1の最後の“見せ場”を思いつきます。それはヴォルデモートがダンブルドアの墓を見つけ、ニワトコの杖をつかむシーンです。

ヴォルデモート

ヘイマンはこのシーンについてこう語っています。「このシーンを加えることで、さらに続きが気になるようになり、観客は“ヴォルデモートが魔法界でもっとも強力な杖を手に入れることになり、続きはどうなるんだろう?”と感じるんだ。また、物語とドビーの関わりから、気持ちを切り替えて次に進む効果もある。」

大切なドビーの命が失われ、闇の勢力が力を増す最悪の結果を観客に見せることで、続きが見たくなる仕掛けをエンディングに用意したんですね。

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